2022-01-31

脱毛中にも欠かせない、事前処理用シェーバーの使い方・選び方

脱毛サロンに通っていても、来院日の前日までに伸びてきたムダ毛を毎回ある程度処理しておく必要があります。これを「事前処理」と呼びます。しかし、事前処理で肌を傷つけたりかぶれなどの肌トラブルを起こしたりしてしまうと、サロン通いに支障が出てしまうこともあります。安心して事前処理を行う為に、安全なシェーバーを選ぶ必要があります。

 

今回は、脱毛サロン通いにも欠かせない電気シェーバーついてご紹介します。

 

電気シェーバーについて知ろう!

・電気シェーバーの特徴

まずは「肌へのダメージが少ない」という特徴を挙げることができます。電気シェーバーは刃を肌へ直接当てずに毛をカットが可能で、傷や肌荒れの心配が少なくなります。また、比較的安価で長持ちするため、毎回新品のカミソリを購入して剃るよりも長期的なコストは低く抑えられます。更には、刃が露出していない為、持ち運びに便利という利点もあります。旅行から帰ってくる日にサロンの予定を入れているときも、前日に旅先のバスルームで気軽に事前処理が可能です。

 

・カミソリよりシェーバーがいい理由

「サロンで施術するには毛が伸びてさえいなければよいのだから、事前処理にはカミソリを使ってもいいのでは?」と思う方もいるかもしれません。しかし、カミソリは刃を直接肌に当てるため、どうしても切り傷を作ってしまうリスクが避けられません。

肌に傷があると施術が受けられなくなるサロンも多いため、その場合はスケジュールの見直しが必要になってしまいます。もし施術を行った場合でも、傷がある部分だけはカバーされるなどして光を当ててもらえないので効果がありません。

また、切り傷はなくても、カミソリでかぶれてしまう「カミソリ負け」がひどければ、施術を断られてしまうことがあります。

 

そのような肌荒れやサロンに行けないトラブルを防ぐためにも、ムダ毛を自分で剃るには電気シェーバーの使用が推奨されています。

 

・電気シェーバーの使い方と注意点

電気シェーバーの使い方は基本的に簡単ですが幾つか注意点もありますので、ここでご紹介しておきましょう。

 

【1.剃り方はカミソリとは逆方向の「逆剃り」のものが多い】

カミソリを使うときは肌へのダメージを極力低減するため、毛の流れに沿って剃ることが基本になっています。しかし電気シェーバーを使うときはその逆で、毛の流れに逆らってシェーバーを動かす「逆剃り」と呼ばれる方法が主流となります。シェーバーによってはカミソリと同様、毛の流れの通りに剃ることを薦めている機種もありますので、使用する際は一度自分の持っている機種がどちらの剃り方を推奨しているのか確認する必要があります。

 

【2.シェービング剤の事前使用は不要】

カミソリで剃る場合は、シェービングフォームなどを事前に塗って肌を保護する必要があります。しかし、電気シェーバーの場合は、基本的にシェービングフォームは使わず、乾いた肌に直接当てて剃る方法となります。ただし、シェーバーの種類によってはシェービングフォームや石鹸などを使用した「泡剃り」が可能なものもあるため、泡剃りが好きな方は泡剃りが可能かも確認する必要があります。

 

【3.肌の保湿は忘れずに】

カミソリに比べて電気シェーバーでの処理は肌荒れの心配が少なく、乾燥を感じることもあまりありません。しかし、肌が全く乾燥していないわけではないため、剃った後はボディ用の保湿アイテムなどでしっかりうるおいを補う必要があります。

 

【4.刃は定期的に交換する】

カミソリと同様、電気シェーバーの刃も何度か使っているうちに切れ味が低下してきます。カミソリよりは長持ちしますが、電気シェーバーの刃も年に1度くらいの頻度で定期的に交換し、切れ味の良い状態を保つようにしましょう。

 

脱毛前のシェービングについて

・脱毛前のセルフシェービングのタイミング

サロンでは「もしムダ毛が伸びてきたら、施術の前に剃ってきてください」と言われます。では具体的にいつごろ剃ればよいかですが、基本的には「施術の前日」がベストなタイミングです。何日も前に剃ればまた毛が伸びてしまいますし、かといって当日に剃ってすぐ光を照射するのは肌ダメージの可能性を考慮するとおすすめしかねます。前の日に、電気シェーバーで安全に剃っておき、余裕を持ってサロンを訪ねるのがおすすめ。

 

・サロンで残毛処理をしてくれる場合も

VIOラインや背中など、ご自分で丁寧に事前処理することが難しい場所もあります。そんな場合、サロンによっては残毛処理を行ってくれることがあります。(「剃り残しのシェービングサービスは有料」というサロンもあります)背中や襟足、Oラインは無料というサロンもありますが、シェービングサービスにあまりお金を掛けたくない場合は事前処理をしっかり行うことが大切です。

 

これから脱毛に通う予定でサロン選びを模索中の方なら、事前処理の必要性やシェービングサービスについて必ず調べておくとよいでしょう。

 

電気シェーバーを使うデメリット

ここまでは電気シェーバーの利点についてご紹介しましたが、便利で安全な電気シェーバーにもデメリットがあります。ここでは、電気シェーバーの主なデメリットについてご紹介します。

 

・電気シェーバーのデメリット

デメリットの少ない電気シェーバーですが、使い方を誤ると毛が引っ張られるなどして痛いことがあります。また、どんな製品でもある程度の動作音はしますから、静かにシェービングというのは難しいです。泡剃りしなくて済む点はメリットに挙げましたが、お風呂で身体を洗うついでに剃りたいという場合ではデメリットになります。お風呂で処理を行いたいという場合に関しては「泡剃り可能」な機種を選ぶ必要があります。

 

電気シェーバーの使い方

電気シェーバーでのお手入れ方法を詳しく知っておくと、いざ事前処理するときになって困らずに済みます。ここでは、電気シェーバーでムダ毛を処理するときのくわしい手順をご紹介します。

 

【1.刃の状態を確認する】

毎回、刃の状態を確認してから処理に入りましょう。切れ味が落ちていなくても、刃に欠けやサビが発生していれば肌へのダメージにつながることがあります。また、最後に刃を換えた日にちをあらかじめメモするなどして把握しておくことも大切です。

 

【2.剃る部分をきれいに洗浄する】

剃る前は、お風呂やシャワーで剃る部分をきれいにしておきます。汗や汚れが付いたままだと衛生上問題があるだけでなく、引っ掛かりによる肌ダメージの心配もあります。

 

【3.長い毛はハサミで短くカットする】

長く伸びた毛は引っ掛かりの原因になりますので、剃る前にある程度短めにハサミで切っておくと楽になります。残す毛の長さは3㎜から5㎜程度がよいでしょう。

 

【4.剃るときは密着させつつ、押し付けないよう注意】

剃るときは刃がしっかり毛をカットできるよう、肌にすき間なく密着させることが大切。ですが、密着させようと強く押しすぎるのはシェーバーの寿命を縮めるため禁物です。肌に軽く当て、その押さえ加減を保ちながらゆっくり肌の上を動かすようにしましょう。

 

電機シェーバーの選び方とポイント

サロン脱毛をこれから始める方のなかには、シェーバーを新しく購入する予定の方もいるでしょう。ここでは、失敗しない電気シェーバーの選び方についてご紹介します。

 

・用途に合ったタイプのシェーバーを選ぶ

まず「レディース用シェーバー」や、「女性用電気シェーバー」と書かれたものを選ぶと安心です。また、それらの中でも「全身用」「デリケートゾーン用」「顔用」など、用途別で形状や特徴が異なっている場合があります。ご自分がどの部位に使用したいのか、また部位別にいくつ必要なのかなどを確かめながら、最適なものを選びましょう。たとえば、デリケートゾーン用と顔用のシェーバーを一緒にすることはまずないでしょうから、この2か所が脱毛する部位に含まれているなら、それぞれ別途必要になります。

 

・自分に合った使い勝手のものを選ぶ

電気シェーバーには、使う人のニーズ(要望)に合わせてさまざまなタイプが用意されています。たとえば同じコードレスシェーバーでも「乾電池式」と「充電式」がありますし、水で丸洗いが可能なものとそうでないものがあります。シェーバーには清潔や安全性を保つことも大事ですから、値段や手軽さだけで選ばず、ご自分の好みや用途に合ったタイプを慎重に選定しましょう。

 

・シェーバーのメンテナンスと刃の交換時期

男性の電気カミソリと同様、女性のムダ毛用シェーバーも買ったら使いっぱなしで良いというわけではありません。定期的にお手入れし、刃も交換する必要があります。日常的なメンテナンス(洗浄や掃除などのお手入れ)や、刃の交換手順は取扱説明書に必ず記載されていますから、購入したら必ず目を通しそれに沿ってお手入れをしましょう。定期的なメンテナンスは、シェーバーを長く快適に使い続けるための重要ポイントです。

 

・最終手段は「サロンに直接おすすめの機種を聞く」こと!

「どうしても自分で選べない!」「よくわからないので迷ってしまう!」という方には、最後の手段として「通うサロンで、カウンセリングのときにおすすめの機種を尋ねる」という方法があります。大抵は、プロのスタッフさんがご自身でも使う機種か、それに準じた一般向けモデルをおすすめしてくれるはず。スタッフさんに聞いてみるというのも、シェーバー選びに失敗する可能性を低くできる方法です。